イージーレーザー®シャフトアライメント(軸芯出し)の代表的な測定方法4選

こんな課題・お悩みをお持ちの方向けの記事です。


イージーレーザー® XT660シャフトアライメントと、イージーレーザー® XT770シャフトアライメントでは、4つの異なる測定方法を用い、軸芯出し(シャフトアライメント)が可能です。

その4種類とは、「9-12-3」、「EasyTurn™」、「マルチポイント」、「連続スイープ」。

それぞれ独自の利点がありますので、そのメソッド(測定方法)をご紹介していきます。

測定ユニットの回転方向

はじめに回転方向の表現について確認しましょう。シャフトに取り付ける測定ユニットの回転を時計の回転に例え、9時方向、12時方向、3時方向、6時方向と表現します。

イージーレーザー®での軸芯出し測定方法

メソッド1: 9-12-3

9-12-3メソッドと呼ばれる方法は、すべての軸芯出しの原点です。ダイヤルゲージの使用方法を知っている人なら誰でも、この方法をご存知のことでしょう。

ダイヤルゲージを各シャフト(軸)に取り付け、時計の9時-12時-3時の位置、または円の角度0°-90°-180°に対応する3つの異なるポイントで測定し、値を確認します。これは、ジオメトリー(および三角法)、より具体的には円数学の概念で、半円を測定できれば、円全体がどのように見えるかを計算することができ、その結果、両方のシャフトの円の中心(回転中心)を決定できるという数学的な仮定に基づいています。

中心線をお互いに比較対象とすることで、それぞれの機器がどの程度アライメント調整されているかを確認することができます。そして、レーザー式の測定システムでは、現在のズレ値と調整値に関するフィードバックをディスプレイユニットでリアルタイム表示できます。

この測定方法はシャフトを自由に回転させることができ、9-12-3の位置からの測定を妨げる物理的な障害がない場合によく使用されます。ただし、システム内蔵の角度計を使用しない測定方法であるため、カップリングに取り付けた測定ユニットを9時-12時-3時方向で測定する際、できるだけ正確に配置する必要があります。

ちなみに、9-12-3メソッドの使用が必須のアプリケーションが存在します。それは、航海中の船の内部の機械の軸芯出しを行う場合です。角度計を用いた測定の場合、波の船の動きと連動して値が動いてしまい、正確な軸芯出しができない可能性があるためです。そのため、船舶での軸芯出しの際は、角度計のスイッチをオフにし、9-12-3メソッドの使用を推奨しています。

メソッド2: EasyTurn™

EasyTurn™は9-12-3メソッドの応用版で、イージーレーザー社が独自に開発、最もよく使用される測定方法です。

EasyTurn™を使用すると、測定を始める角度を自由に選択することができます。

さらに、わずか20°ずつのシャフト回転(最小必要角度40°)で軸芯出しが完了します。シャフトの周りのスペースが不足している、シャフトの回転を妨げる要因がある場合など、回転可動域が限られている場合には、この方法がおすすめです。

メソッド3: マルチポイント

マルチポイントは、EasyTurn™をさらに発展させた測定方法です。マルチポイントもEasyTurn™と同様、任意の角度から測定を開始、最小必要角度40°で測定が完了します。ただし、この方法では、4つ以上のポイントで測定と記録を行う点が異なります。

マルチポイントは、シャフトを回転させることが難しい大型の機械の測定を行う場合に特に優位性があります。回転角度を小さく、多くのポイントで測定することで、より正確な測定結果を得ることができます。この方法は、一連の測定プロセスの品質評価に関する情報を提供します。評価では、温度の変化、測定方向、および測定点の数が考慮されます。

メソッド4: 連続スイープ

連続スイープで測定すると、自動で連続測定を行うことができます。具体的には、測定ユニットを動かすのと同時に、測定結果を自動で記録していく方法です。

(任意の角度で)測定結果の記録を開始し、都度停止させずに、シャフトを一方向に回転させます。システムが自動計算し、結果を算出するのに十分な測定値を収集するまで続けます(ここでもマルチポイントと同様に品質評価が実行されます)。

測定完了後、シャフトの回転中心が計算され、画像とテキストでグラフィック表示されます。連続スイープは、例えば大型タービンを調整する場合など、機械を停止して測定点を固定することが難しい場合に非常に役立ちます。

イージーレーザー® シャフトアライメントを使用した軸芯出し作業の流れ

イージーレーザー®なら、5つのステップで誰でも簡単に芯出し作業を行うことができます。

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文/いしだ

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