こんな課題・お悩みをお持ちの方向けの記事です。
押し出し機の通り芯がしっかりと調整されていないと、スクリューがバレル(シリンダ)をかじってしまい、製品に金属が混入するリスクが高まってしまうため、精度よく設置することが重要です。
イージーレーザー®では、押し出し機のバレルの真直度確認、バレル入口からギアボックスまでの通り芯測定、モーター間のカップリングの芯出し調整も対応することができます。
押し出し機ユーザーを悩ませていること
押し出し機納品時は機械メーカーが芯出し確認を実施するものの、バレル交換時などはユーザーが行うことも多いと聞きます。シリンダゲージやマスターバーなどを使用した接触式での測定を行っている企業が多いようですが、頻度が少なく知見もあまりないため、マスターバーがバレルを通るかの確認だけを行っていて、実際は芯が出ているか自信がないというケースもありました。
分解能0.001mmの高精度な測定が可能なレーザーでの測定
イージーレーザー®E930システム構成
イージーレーザー®は、レーザーの直進性を活かした非接触式で測定を行います。システムは主に、計測結果を表示するディスプレイユニット、レーザー発信器と受光器、チューブアダプターの4点で構成されます。緑色のチューブアダプターは、バレルの直径に合わせた仕様で製作が必要です。
押し出し機バレルの真直度測定
レーザー受光器をセットし、チューブアダプターを取り付けた受光器をバレル側に挿入し、計測を開始します。チューブアダプターをスライドさせながら、任意の点で計測を重ねます。真直度のほか、真円度の測定も可能です。別の型式(シャフトアライメントシステム)を組み合わせることで、ギアボックスとモーター間の軸芯出しも実施できます。
イージーレーザー®E930でできること
イージーレーザー®E930を使用すると、次のような各種アライメント調整を行うことができます。
①スクリューの回転のセンター~バレル入口・出口側のセンターのアライメント調整
②押し出しバレルの真直度測定
③モーター~ギアボックス間の軸芯出し(別売アクセサリー要)
スクリューの回転のセンター~バレル入口・出口側のセンターのアライメント調整がされていれば、スクリューとバレルの接触を回避でき、異常な摩耗や製品への金属破片の混入が防げます。さらに、製品品質の均一化や、消費電力の削減、稼働時間の増加が期待できます。
今まで通り芯の測定や調整を行ったことがない場合でもご利用いただけるよう、イージーレーザー®導入時に経験豊富な技術担当がユニットの設置個所やシステムの使用方法をご説明させていただきます。難しい計算はすべてシステムが自動で行い、結果が表示されるのもイージーレーザー®ご使用のメリットです。自社の設備で使用できるかのご相談は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
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文/いしだ