イージーレーザー社Webサイトの翻訳記事をご紹介します。
カルダンシャフトの芯出し
イージーレーザーのパートナーであるチリのServige社は、大手パルプ工場から乾燥ラインの主要ローラーとギアボックス間のカルダンシャフトの芯出し作業の依頼を受けました。課題は、シャフトが長尺であること、タイトな作業スケジュール、限られた作業スペースといった制約の中で、許容範囲内で再現性の高い結果を出すことでした。
パルプ工場は、業界で最も要求の厳しいプロセスの一つである乾燥ラインを稼働させています。このラインは、高負荷、高湿度、摩耗、そして連続運転という条件下で稼働しています。このような環境において、カルダンシャフトの芯出しの信頼性は、機械の安定性、一定速度、エネルギー効率、そして運転継続性にとって不可欠です。
パルプ工場では、カルダンシャフトは特に厳しい環境にさらされます。
・一定の湿度と蒸気により、シールや潤滑が劣化します。
・繊維の摩耗によりジョイントやベアリングが損傷します。
・堅牢だが老朽化により、時間の経過とともに許容範囲が狭くなります。
・特にピックアップおよびファイナルドライブにおいて、高速で稼働します。
・継続的な生産要求により、偏差の影響が増大します。

カルダンシャフトは一定の角度を許容しますが、許容範囲外で動作させるとねじり振動が急激に増加し、影響が出ます。
・カルダンジョイント
・ベアリング
・モーターベース
・ローラージャーナル
・ギアボックス
・電力消費量
芯ずれしたカルダンは振動するだけでなく、駆動機械全体の寿命を縮めます。
カルダンシャフトアライメントの測定方法
Servige社はイージーレーザー® XT770を用いて、ギアボックスとローラー間のカルダンシャフトアライメントを実施しました。この機械のギア比は非常に低かったため、ギアボックスの回転にはかなりの時間と労力が必要でした。そのため、Servige社は、カルダンアプリケーションに求められる高い精度を維持しながら、回転を最小限に抑えるマルチポイント測定法を選択しました。

アライメント調整完了後、適切な動作状態にあることが確認されました。垂直角度は-0.06 mm/100 mmに調整され、最終的なシム値はMF1:0.00 mm、MF2:-0.28 mmでした。水平角度は0.01 mm/100 mm、MF1:0.00 mm、MF2:0.02 mmでした。これらの値は、カルダンシャフトの推奨許容範囲に完全に収まっており、負荷下でも安定した信頼性の高い機能を確保しています。
Servige社は、プロセス全体を通して、イージーレーザー社のワークフローに従って作業しました。ワークフローには、垂直および水平角度の測定、リアルタイムのガイド付き調整、調整後の検証、そして完全なトレーサビリティを備えたデジタルレポートの作成が含まれます。このやり方で、チームは各アセンブリの最終状態を明確かつ監査対応可能な形式で記録することができ、カルダンシャフトが長期的な信頼性に必要な角度精度に調整されたことを保証できました。

プラント運用への影響
アライメント調整後、トランスミッションシステム全体が改善したことは明らかでした。ギアボックスとローラー間の角度関係の修正と形状修正を行ったことで、アセンブリの振動レベルは大幅に低下しました。この動的応力の低減は、カルダンジョイントの摩耗低減に直接つながりました。カルダンジョイントは、以前はミスアライメントによって発生するねじり力の影響を受けていました。ベアリングに作用する横方向の荷重は、健全な連続運転条件と同等のレベルまで低減されました。
カルダンシャフトの調整後は、ギアボックスは安定した稼働をし、温度も許容範囲内で、機械全体が再び設計どおりに機能していることが明確に示されました。
イージーレーザー社のワークフローを通じて作成されたデジタルレポートは、メンテナンスおよび状態監視プログラム内での将来の参照用や、内部監査向けに、プラントに信頼性の高いドキュメント、完全な技術的トレーサビリティを提供します。
最も重要なのは、作業を実施することで予期せぬ故障の発生確率が大幅に低下したことです。手作業による大まかな調整方法から脱却し、プラントは正確でデジタル化された、再現性の高いアライメント基準を導入しました。この移行は、日々の運用信頼性を向上させただけでなく、長期的な保守戦略を強化し、将来の介入のための測定可能でデータに基づいた基盤を確立しました。
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翻訳・編集/いしだ



















