レーザー式のアライメント測定では、芯を出したい対象物同士が離れた場合(独立した回転軸2本の芯出し)でも適用可能です。
ワークチャックへの測定ユニット取り付け例
チェーン使用の場合、Φ20~150までのシャフトに対応、延長チェーンを取り付けることで最大Φ450まで対応できます。
チャックに直接、Vブラケットとチェーンを取り付けるケース
このようにシャフトが露出していない場合は、チャックに直接、測定ユニットを取り付けます。大きい径の場合は、マグネットベースなど、オプション治具を利用し固定します。
中間軸が長い冷却塔のようなケース
冷却塔のような、駆動側と被駆動側が数m離れている場合も、レーザー式は有用です。レーザーの直進性を活かせば、単軸の芯出しのプログラムを使用し、ライブモードでシム量や水平方向の調整量を確認しながらモーターの調整を実施できます。
測定ユニット回転時のポイント
測定ユニットには電子角度計が内蔵されており、ユニットの電源を入れると上部に表示されます。この角度計を確認しながら、測定ユニットが付いている軸を回転させます。
おわりに
このように対象物が離れている場合でも、レーザー式は直進性を活かし、高精度な測定が簡単に行えます。
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文/いしだ