ベルトの調整、レベル出し、振動をディスプレイ内蔵アクセサリーで簡単チェック!

軸芯出し用の治具がセットになったイージーレーザー® XTシャフトアライメントシステムに、メンテナンス技術者に役立つ非常に便利なアクセサリーを追加することができます。軸芯出し以外での用途・シーンをご紹介しましょう。

デジタル式のベルトアライメントには多くの利点があります

ポンプやモーターを扱うほとんどのメンテナンス担当者は、他の種類の回転機械の保守を行う必要があります。例えば、ベルト駆動の機械。イージーレーザー® XT190ベルトアライメントを使用すると、ほとんどのタイプのラジアルトランスミッションをデジタル精度でアライメント調整できます。XT11ディスプレイユニットにも、スマートフォンアプリのXT Alignmentにも、シーブ/プーリーアライメント調整のための測定プログラムが含まれており、公差の入力ができますので、ベルトメーカーが指定した公差内に収まっているか手元の画面で確認することができます。このようにして、ベルトとプーリーの寿命を延ばし、効率を高め、電気代と振動レベルを削減します。つまり、コストを大幅に節約できます。

イージーレーザー ベルトアライメント 芯出し

デジタルツールと定規などの従来のアナログ方式を比較すると、レーザー式のアライメントツールを使用することで得られる多くの利点があることがわかります。結果を確認するために機械の周りを行ったり来たりする代わりに、レーザー式であれば受光器を機械の側面に持っていくだけです。水平方向と垂直方向を同時に測定・調整でき、さらに、アライメント結果をドキュメント化することができます。

レベル出しにはデジタル水準器を使用

機械が適切に機能するためにはほとんどの場合、完全にフラットで水平なベースの上に設置する必要があります。そこで役に立つのがイージーレーザー® XT290デジタル水準器です。ベースの上に機械などを設置する前に、この水準器を使用して、ベースが完全に水平であることを確認します。または、すでに設置されている機械を測定して調整する場合もあります。ここで挙げた2つの例は、デジタル水準器が役立つほんの一部の例にすぎません。スマートフォンアプリXT Alignmentに最大4台の水準器を同時に接続できる点も大きなメリットといえるでしょう。

イージーレーザー

簡単な振動解析

XT Alignmentアプリは、シンプルな振動解析のための測定プログラムも備えています。イージーレーザー® XT280振動計を使用することで、ポンプ、エンジン、ファンやベアリングなどの振動レベル、アンバランス、ミスアライメントなどを診断することができます。XT280には、設置やアライメント調整の際に確認が必要な1x、2x、3x RPM、合計レベル、およびベアリング状態の値が表示されます。結果のドキュメント化にも対応しています。

イージーレーザー 振動計

オプションでIR(サーマル)カメラを搭載可能

メンテナンス担当者向けのツールとして、IRカメラがあります。IRカメラは、DESIGN AWARD 2017に選ばれたXT11ディスプレイユニットに搭載することができます。IRカメラを使用して、機械のどこで異常な高温になっているかを特定します。例えば、アライメント調整前と後に機械を撮影します。IRカメラを内蔵した市場の他の多くのデバイスとは異なり、産業用回転機械の最も一般的な温度範囲、つまり0〜450°Cに合わせてカスタマイズしています。8インチの大型ディスプレイで表示します。

イージーレーザー サーマルカメラ

おわりに

イージーレーザー® XT190ベルトアライメント、XT280デジタル水準器、XT290振動計は、シャフトアライメントシステムと一緒にご利用いただける便利なアクセサリーですが、内蔵ディスプレイを備えているので単体での使用も可能です。もちろん、無料スマートフォンアプリXT Alignmentを使用することもできます。

翻訳・編集/いしだ

※本サイトは鉄原実業株式会社が運営しております。


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