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3.12024
WiSER 3X振動センサの使用方法
本ブログ記事では、ワイヤレスタイプの振動センサ『WiSER 3X(ワイザートリプルエックス)』の使用方法を解説します。
WiSER 3Xとは
WiSER 3Xは、リチウムイオン電池で駆動するワイヤレス振動計です。3軸同時計測、IP67の防水・防塵対応で、最大8時間駆動します。センサ先端のマグネットで対象設備に簡単に設置が可能です。センサ内蔵Wi-Fiを介して、センサが取得した信号をわずか数秒でスマートフォンへ転送、スマートフォンアプリ上で加速度・速度・変位、FFTデータをその場ですぐ閲覧できます。
計測前の設定
センサの電源ボタンを3秒以上押し、電源を入れます(電源が入っている時は青く点灯します)。
次にスマートフォンもしくはタブレットで操作を行います。お手持ちのスマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードします。
【専用アプリ】WiSER VIBE Pro
App Storeでのダウンロードはこちら
Google Playでのダウンロードはこちら
続いてWi-Fi設定を行います。スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、[EWISER]を選択します。
ホーム画面に戻り、WiSER VIBE Proアプリを開きます。左上の[解析アイコン]→[Off Route]をタップすると、計測画面が表示されます。
まだセンサとスマートフォンが接続されていない状態ですので、接続設定を行います。右上の[Options]から[Connection Manager]を選択します。
[Connect to Wiser]をタップ、画面に「Connected to WISER 3X」と表示されたら接続完了です。
計測前にライン数の変更が可能です。[Lines of resolution]から任意のライン数を設定します。数が大きいほど、解像度が高くなりますが、計測時間も同様に長くなります。
センシング部はマグネットになっているので、対象にゆっくりと近づけ設置します。
計測
準備ができたら計測に入ります。[解析アイコン]→[Off Route]で計測画面を開き、右下の緑色のアイコンをタップすると計測が始まります。最大ライン数の場合、約43秒で計測が完了します。
計測完了後、その場で結果を確認することができます。上段が時間波形、下段がFFTです。
PC用解析ソフトウェアをオプション購入すると、PCにデータを転送し、確認することも可能です。
文/いしだ