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WiSER 3X振動センサの使用方法

Wiser-Vibe-App-GIF

当社では昨年からワイヤレスタイプの振動センサ『WiSER 3X(ワイザートリプルエックス)』の取り扱いを始めました。今回はその使用方法を解説します。

WiSER 3Xとは

 
WiSER 3Xは、リチウムイオン電池で駆動するワイヤレス振動計です。3軸同時計測、IP67の防水・防塵対応で、最大8時間駆動します。センサ先端のマグネットで対象設備に簡単に設置が可能です。センサ内蔵Wi-Fiを介して、センサが取得した信号をわずか数秒でスマートフォンへ転送、スマートフォンアプリ上で加速度・速度・変位、FFTデータをその場ですぐ閲覧できます。

振動センサ

計測前の設定

 
センサの電源ボタンを3秒以上押し、電源を入れます(電源が入っている時は青く点灯します)。

次にスマートフォンもしくはタブレットで操作を行います。お手持ちのスマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードします。

【専用アプリ】WiSER VIBE Pro
App Storeでのダウンロードはこちら
Google Playでのダウンロードはこちら

続いてWi-Fi設定を行います。スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、[EWISER]を選択します。

振動センサ

ホーム画面に戻り、WiSER VIBE Proアプリを開きます。左上の[解析アイコン]→[Off Route]をタップすると、計測画面が表示されます。

まだセンサとスマートフォンが接続されていない状態ですので、接続設定を行います。右上の[Options]から[Connection Manager]を選択します。

振動センサ

[Connect to Wiser]をタップ、画面に「Connected to WISER 3X」と表示されたら接続完了です。

計測前にライン数の変更が可能です。[Lines of resolution]から任意のライン数を設定します。数が大きいほど、解像度が高くなりますが、計測時間も同様に長くなります。

振動センサ

センシング部はマグネットになっているので、対象にゆっくりと近づけ設置します。

振動センサ

計測

 
準備ができたら計測に入ります。[解析アイコン]→[Off Route]で計測画面を開き、右下の緑色のアイコンをタップすると計測が始まります。最大ライン数の場合、約43秒で計測が完了します。

振動センサ

計測完了後、その場で結果を確認することができます。上段が時間波形、下段がFFTです。

振動センサ

PC用解析ソフトウェアをオプション購入すると、PCにデータを転送し、確認することも可能です。

振動センサ

文/いしだ

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