イージーレーザー®はジオメトリー(3次元測定)分野のシステムも充実しています。本日はその中でもニーズの多い、真直度測定について、測定方法を解説します。
測定の流れ
準備
マグネットベースや三脚を利用し、計測対象設備にレーザー発信器と受光器を設置します。ディスプレイユニットを操作し、真直度プログラムを起動します。レーザー光線のラフアライメント(粗芯出し)を行います。
測定
①緑ボタンを押すと測定ポイントの距離を入力するウィンドウが開きます。(空欄のままにするとクイックモードでの測定が可能です)
①-1. 測定ポイント数を入力し、緑ボタンを押します。ポイント間の距離が均等か否かを選択します。ポイント間の距離が均等の場合はポイント1-2間の距離を入力します。ポイント間の距離が異なる場合はすべての距離を入力します。
①-2. ⇒アイコンを選択し、変更を保存します。測定の表の画面に戻ります。
②緑ボタンを押し、数値を記録します。
③⇒アイコンを押し、結果を表示します。
測定結果の表示
表(左上)、3D(右上)、グラフ(下)の3種類の表示が可能です。PDFやExcelでのレポート出力も簡単に行えます。
おわりに
以前、リニアガイドの真直度測定のお引き合いがありました。そのお客様は「ダイヤルゲージよりも高精度測定が必要」「作業員の技術力が不均一、今後のベテラン不足」を課題に感じていらっしゃいました。こういった企業様はイージーレーザー®を使用することで問題解決に向かうことも少なくありません。ぜひ一度ご相談ください。
文/いしだ
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