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軸受診断の初心者の方がベアリングチェッカーレンタルのときに おさえるべき 3つのポイント

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展示会ご来場者から伺ったお話を交えながら、軸受の予知保全のために欠かせない診断ツールについて解説します。

ご来場者の方とお話をして思ったこと

 
2017年の展示会では『回転機械部品の状態診断』をテーマに製品をラインナップしました。

私は、同展示会の総括を務めるようになって今回が3回目なのですが、年々、
「今までは部品の状態診断をまったくやってこなかったが、これからは必要だと思い、情報収集をしている」
「現在はブレイクダウン・メンテナンス(故障してから部品交換)で対応していたが、事前に保全計画が立てられるように、対策をしないといけないと思っている」

というお声が増えてきていると感じます。

そう感じているのは私だけではないようで、とある担当者(私よりも以前から展示会の説明をしていた者です)から、
「振動計などのツールを利用して軸受やその他部品の状態を定期的に見ている会社はまだまだ少ない印象を受けた。『回転機械部品の状態診断』というテーマはそろそろマンネリ化してきていると感じていたが、むしろ”さらに”発信していくべきメッセージだと思った
というコメントがありました。

毎年ご来場になっている保全担当者の方は、こんなことをおっしゃっていたそうです。

「年々、他社のブースでも似たような計測器の取り扱いが増えており、性能や特徴が似たり寄ったりで、自分たちに必要な製品・サービスが何なのか、正直よくわからない

確かに、選択肢が増えるということは消費者や購入者にとってはすばらしいことですが、情報過多の時代、どうやって自分にあった製品を選ぶかという難題がついてまわりますね。

今回、展示会にご来場できなかった方のために、軸受の状態診断の分野に20年近く携わってきた当社が考えるポイントを少しお話させていただきます。

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軸受診断の初心者の方はこの3つポイントを押さえましょう!

 
軸受の状態診断の分野に限っていえば、ぜひ「悩んでいる間に実行」していただきたいと思います。
なぜなら、軸受(ベアリング)起因とされる故障が3割を占めるというデータがあるからです。
(軸受診断をわかりやすく解説した資料をご提供しています。詳しくはこちら)

今は、どなたでも簡単に使用できるベアリングチェッカーを各社販売しています。
こういったタイプは、特別なトレーニングを必要とせず、基本は電源と数点のボタン操作で計測ができるタイプが多いので、「自分たちに必要な機能は何か」「どこのメーカーの製品を買うべきか」に悩むよりも、まずはレンタルしてしまい、3つのポイントを確認することをおすすめします

① 使いやすい製品だったか(操作性、新人・ベテラン関係なく使用できたか)
② 誰が計測しても同様の結果が得られるか、統一の基準のもと状態判定ができるか
③ 上位器種や拡張性があるか(使用していく中で、課題が見つかったとき、同メーカーで解決できるツールがありそうか)

お値段も数万円からレンタルや購入できるものがありますので、ご予算に応じた選択ができます。

③は「本格的にトレンド(傾向)管理を行いたい」、もしくは「重要機器は将来的にオンラインでの常時監視を行いたい」といったご要望がある方は特に注意いただきたい点です。その時にもう一度、ゼロから検討しなおすのも一つの手ですが、手間も時間もかかります。何より違うメーカーの計測器に切り替えた場合、蓄積した今までのデータベース(計測値)が無駄になってしまう可能性があります

逆に、「とりあえずポンプやモーターなどの汎用設備を中心に軸受診断をはじめてみたい」という方は、③はさほど気にする必要はないと思います。

ベアリングチェッカーなどのツールをうまく用いて、定期的な計測を

 
軸受の場合、計測頻度に影響する要素としては、回転数(軸受損傷進展速度に一般的に影響)や機器重要度(突発停止における生産へのインパクトと予備機の有無)、監視対象と点数(作業時間に影響)があります。

「ファンやポンプは予備機を所有しているし、重要機器ではないし……」という考えをお持ちの方もいらっしゃると思います。確かに、ポンプやファンは、一般的に機器重要度は低めですが、設備台数が多く、不良進展が早いのが特徴です。

ですから、日々の点検の際に、どなたが使用しても同様の結果が得られるツール=計測器を用いて定期的な計測をすることが重要です。計測結果に変化が出始めたら、まずは潤滑を行い、計測頻度を1か月に1回から1週間に1回に変更するなど、注視することをおすすめします。

おわりに

 
当社は英ParkerのMHCベアリングチェッカーを取り扱っております。操作性は下記動画をご覧ください。

文/いしだ


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